アングル:世界の老舗百貨店が低迷脱出、巻き返しの鍵は新興国に

viernes 17 de octubre de 2014 02:54 GYT
 

[パリ 15日 ロイター] - 新興国の消費が拡大しインターネットを通じた商品販売が成長を続ける中、これまで競争力を失っていた百貨店業界が、時代に沿った新たな事業戦略により巻き返しを図っている。

小売りコンサルタントのバーディクトは、世界の百貨店市場が2014年に成長軌道に戻り、2019年までには22%拡大し約4500億ドル規模になると予想している。新興国への進出拡大が成長回復を主導するとみられ、向こう5年間では支出額の30%は中国による消費となる見通し。

仏プランタンや英ハロッズ、米メーシーズ(M.N: Cotización)など老舗百貨店は、ザラやイケアなどのファッション、雑貨、電子機器を一緒に販売する店舗が進出し始めた1970年代末から競争力を失ってきた。

顧客の高齢化が進んだ多くの百貨店にとって電子商取引の登場は決定的な打撃となり、最近ではドイツのカールシュタットや米JCペニー(JCP.N: Cotización)が業績不振に陥った。

しかし、同業界の中でも一部の老舗百貨店は、旗艦店の改装のほか、外国人観光客を取り込むため自国の文化を強調する一方で世界のブランドを投入することで地元客の引き付けも図るなど、低迷状態から抜け出しつつある。

これらの百貨店の多くは高級ファッションやアクセサリー、美容商品などの提供に注力するほか、ウェブサイトの改善やオンラインで購入した商品の店頭での引き取りを通じ、米インターネット小売り大手アマゾン・ドット・コムAMZN.Oなどと競合するようになっている。

<変わりやすい事業環境>

1865年に創業した仏プランタンは、パリのオスマン通りの店舗を改装。モザイクや屋根の装飾、ステンドグラスを修復したほか、新たなブランドを投入し店舗内も刷新した。

この試みは成功し、同店舗の売り上げは2012─13年に14%増え8億5000万ユーロ(約11億ドル)に達した。   Continuación...