ビベンディ、ブラジル子会社売却でテレフォニカと独占交渉へ

viernes 29 de agosto de 2014 00:19 GYT
 

[パリ 28日 ロイター] - フランスのメディア大手ビベンディ は28日、子会社であるブラジルのブロードバンドプロバイダーGVTの売却について、スペインの通信大手テレフォニカ との独占交渉を行うことを決定したと発表した。テレフォニカと競ってGVTの買収を目指していたテレコム・イタリア の提案は、いったん拒否された格好となった。

ビベンディは「テレフォニカの提案は、当グループの戦略・財務面の目標に最も適合する内容だ」と指摘。「ビベンディは、メディアとコンテンツに重点を置く総合的な事業グループになるための展開における新たな局面に入る」と説明した。

テレフォニカは、ブラジルの携帯電話子会社であるビボ とGVTを統合する方針。統合後はブラジル最大の通信会社となる。テレフォニカはその後、GVTの有料テレビやブロードバンドのノウハウとネットワークを活用し、携帯電話利用者の伸びが減速する中で上位層顧客の獲得と利益の維持を目指す。

テレコム・イタリアにとっては、ブラジルの携帯電話子会社のチム・パルチシパソエス をてこ入れするためにGVTが必要だったため、ビベンディの決定は痛手となった。

一方でビベンディはGVTの売却によって、債務返済とメディア・コンテンツ事業への集中のために進めていた通信事業とビデオゲーム部門売却の取り組みが一段落する。

テレフォニカがGVT買収の条件を引き上げた最新の提案では、ビベンディはテレフォニカから46億6000万ユーロ(61億ドル)の現金を受け取る。さらにビボとGVTを統合した新会社の株式の12%がビベンディに譲渡される。

テレフォニカはGVT買収の資金を確保するため、グループ全体とブラジル法人の資本を増強する方針だ。

一方、テレコム・イタリアが新たな買収案を提示して巻き返しを図る公算は小さいとみられている。アナリストの話では、テレコム・イタリアのバランスシートは膨らみすぎているうえ、同社の最高経営責任者は買収合戦で無謀な手は打たないと表明している。